三足の馬おびただしげに生まれ正しげに死ぬ蹄そろえて


「好きな崖を選んで立て」と迫られる青空の日のエスカレーター


喋るほどなにも言ってないみたいなすすき野原ですすきになるよ


国道ですべての器官が正常であるばかりに破綻する夕焼け


それはそれとして生きてはシャワーから出てくる水が水じゃなくなる


悲しくて当然だろうそれは by大量の血が通っている人


遥かさを思い知るとき閂を軒並み外して飛んでいく蝉


もし人があのコンビニにイートインあるかなと思うまに死ねたら


瞳孔の奥をみとめて狩人はなによりも強く凪ぐことを知る


ふり止んだあとのビニール傘重いすごく乾いた仔猫くらいに